ある保護犬の物語・・・人間からひどいいじめを受け続け捨てられた犬が徐々に心を開く姿に感動。。。

泣ける

米テネシー州にて

飼い主に酷いいじめを受けたあげくに捨てられ

傷だらけでシェルターに

収容されたニヤという2歳の犬がいた。

人間との関りを拒否し

すべてに疲れ果てていた彼女は

犬の里親探しを行う保護団体の救いの手にすら怯え

歩くこともできなかった。

心と体に深手を負いながらも

少しずつ回復に向かうニヤを支えるスタッフの一人が

救出時の彼女の様子と経過を綴っていた

その一部がこちらだ。

その犬は人間からいじめを受け続けていた

犬の保護団体アロードッグレスキューで

働くキンバリー・スローンさんは

つい最近自分の仕事の意義をあらためて実感した。

それはある一匹の犬の救出がきっかけだった。

スローンさんは米テネシー州トレントンの

ギブソン郡動物シェルターから

飼い主に放棄されたニヤという名の

2歳の犬を一旦自宅に連れ帰ることになっていた。

シェルターに着くと

あちこちに傷があり不安そうな様子のニヤがいた。

これまで何百匹もの

犬の救助をしていたスローンさんは

ニヤの姿を見て彼女が様々な形で

傷つけられていたことにすぐ気付いた。

ニヤの目の上には

何かの道具で殴った跡があり

鼻にも口輪でできたらしい傷があった。

彼女は完全に心を閉ざしており

打ちひしがれていた。

そのうえ車に乗せようとしても

恐怖のあまり動くことすらできない状態だった。

スローンさんは20キロほどある

彼女を抱きかかえて車に運んだ。

ニヤは脚の間にしっかりと

尾を隠して震えていて

触れようとすると縮こまるほどおびえていた。

家に着くとニヤは部屋の隅で

一晩中眠り翌日も眠り続けた。

さらにもう一晩

彼女は眠った。

それでも人間を信じたかったしかし

2回目の晩にあたる日曜の夜

ベッドで眠っていたスローンさんは

何かの気配を感じた。

ベッドの外に出した自分の手に

何かの暖かい息がかかっているのだ。

それはニヤの口だった。

彼女の口が自分の手を押しているのだ。

その感触に気付いた瞬間に目覚めたスローンさんは

ニヤを撫でさすり話しかけた。

すると彼女は微笑み

体を寄せてきた。

そしてしばらくすると

ニヤはベッドに戻った。

数時間後

ニヤは再びスローンさんところに

やってきて同じことを繰り返した

それは自分がこの場所にいていいの?

と尋ねているような仕草だった。

人に傷つけられて絶望し

全てを拒絶しおびえながらも

人とのふれあいを求める

ニヤの姿にひどく胸が締め付けられ

スローンさんは思わず泣いてしまった。

犬だって愛されたい

そして現在、彼女はしぶとい

寄生虫と戦いながらも

回復に向かっていて

スローンさんの家族にも打ち解けつつある。

これまで保護された犬たちのなかでも

ニヤは特に時間が必要な犬だという。

彼女が里親を探しに参加するには

あと数か月はかかりそうだが

少しずつ元気になってきている。

最近のニヤ