飯島愛の親友・モト冬樹。死の直前にかかってきた最後の電話を振り返る「あの時、会って話していたら…」

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飯島愛の親友・モト冬樹、死の直前にかかってきた最後の電話を振り返る

タレント・飯島愛さんが亡くなってから10年が経つ。

親友だったモト冬樹が『デイリー新潮』の取材に次のように話した。

飯島愛(享年36)が、渋谷にある

高級マンションの自室で腐乱死体となって

発見されたのは、2008年のこと。

皮肉にも街がイルミネーションに華やぐクリスマスイブのことだった。

親友・モト冬樹が回想する、孤独死直前「最後の電話」。

「あの時、オレは映画を撮っていたんだよね」

と、昼下がりのパスタ屋でモトは振り返る。

「そしたら、共通の友達からの電話で飯島が

亡くなったことを知らされた。説明するのが難しいんだけど、

とにかくビックリして、がっかりしたのに、

どこかで納得している部分もあるというか……。

アイツ、常に全力で、周りを引っ掻き回して濃く生きてきたでしょ。

これだけ驚かせるなんて、アイツらしい逝き方でもあるんじゃないかな、って」

飯島の突然の死は謎を呼んだ。当時の彼女は、芸能界引退に加え、

うつ症状に悩まされ、「覚醒剤をやった」と警察に

駆け込んだこともあった上に、周囲に“黒い人脈”の影もチラついたことから、

自殺、あるいは他殺説まで入り交じっての大騒動に。

後に死因は「肺炎」と発表されたが、未だにさまざまな憶測を呼んでいるワケだ。

その飯島の芸能界における「親友」がモト。

番組での共演がキッカケで知り合った2人は意気投合し、

週刊誌に「恋人?」と書かれるほどの“関係”だった。

モトが続ける。

「あの頃はオレも独身でフットワークが軽かったから、

しょっちゅう遊びに行ったよ。映画に誘ってきたから

行ったら開始10分で寝始めたり、オレがオーストラリアで

お土産に買ってきた羊毛の敷物を、犬がおしっこする場所にしていたり……。

なぜかアイツの家族旅行に呼ばれて香港に行ったこともある。

旅行中、飯島がホテルのオレの部屋のベルを鳴らして、

“買い物付き合ってよ”と言うから、ドアを開けながら

“なんでだよ、部屋に来るなら夜に来い!”ってギャグで切り返したら、

隣に渋い顔したお父さんが立ってたんだ。

お父さん、マジメな人だからあの時は焦ったよ。

ふざけてばかりで人をおちょくる奴だったけど、

一緒にいると本当におかしくって仕方なかったな」

だから死の原因もわからない、と首をひねる。

「元気? ご飯でも行こうよ」

モトのところに一本の電話があったのは、彼女が亡くなる直前のこと。

「今になって考えるとだけど、電話越しの声がいつもより

弱々しかったんだよね。でも、その時、オレ仕事が忙しかったの。

だから、いつもと同じ軽い調子で、

“また今度、時間がある時にな”って断ってしまって」

それから程なく、飯島は息をひきとり、

誰にも発見されないまま1週間もの時を過ごした。

意外にもモトは、彼女の墓参りに行ったことは一度もないという。

「だって、飯島はあそこにいないじゃん。でも、年に何度か必ず思い出しますよ。

一緒に行った場所にたまたま行った時とか、ふと、ね。

遊びに行ったり旅に行ったりした時も、飯島がいたら面白いだろうな、と思う。

彼女がいなくなっちゃった分、芸能界がつまんなくなっちゃったなあとかね」

そして改めて振り返るのは、やはりあの最後の電話のこと。

「あの時、会って話していたら、悩みなんかを聞くことが

出来たかもしれないね。そうしたら……」

アイツと付き合って味わう、唯一の後悔だな….

そう言いながら、コーヒー片手にしんみりするモト。

先のイブで彼女の死から10年になる。

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